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鳥さんの健康管理に関して


by kitaro-er

お迎え後。。。

056.gifお迎え後の(購入後)の注意点

 健康診断を受けましょう
ほとんどのショップでは雛鳥の健康診断をしていません。
購入直後と自立後に専門病院で健康診断を受けた方が良いでしょう。
購入直後に寄生虫や病気が見つかった場合の対応を必ずショップに確認しておきましょう。
# by kitaro-er | 2008-02-11 12:57 | お迎えする際に

鳥さんのお迎え。。。

 056.gifペットショップ、ブリーダーを選ぶ時の注意点

 飼育設備(ケージ等)の大きさを見ます。
身動きのとれないような狭いケージにギュウギュウ詰めにされて売られている場合があります。そのような所は、管理が悪いので避けましょう。

 飼育設備の清掃状況を見ます。
糞、エサの食べこぼし等が清掃されているか見ましょう。 糞中にはほとんどの感染症の原因となるウィルス、菌類、原虫類が含まれることがあります。
キレイにされているかどうかで、管理状態がある程度わかります。

 どのようなエサが与えられているか見ます。
その鳥に適したエサが与えられているか見ます。 ひどい場合には、ヒマワリの種だけ、シードの殻だけしかはいっていないような所もあります。
雛鳥の場合、与えられているエサの内容をよく聞くようにしましょう。 ひどい場合には、作り置きのエサで腐敗していたり、粟玉だけしか与えられてなかったりします。

 飲み水を見ます。
清潔な容器で、キレイな水が与えられているかを見ます。 薬入りの水を与えられている場合があり、中毒症状や脱水(好んで飲まないため)をおこしている場合があります。
健康な鳥には薬を与える必要はありません。 

 鳥の説明ができるか、を見ます。
種類や品種、性質等、きちんと説明ができるか、系統(最低でも両親)や出生地の説明ができるかを見ます。
こちらの態度が悪くなければ、良いところであればきちんと説明してくれるはずです。

 店員、飼育者の態度を見ます。
きちんと説明等、できるかを見ます。 知識のない店員・飼育者では、管理ができていません。
# by kitaro-er | 2008-01-25 10:52 | お迎えする際に

雛鳥の選び方。。。

 056.gif雛鳥を選ぶ時の注意点

 体型の大きい個体を選びましょう。
体型が大きい個体は、親鳥の質や栄養状態が良かった可能性が高く、また病気に対する抵抗性も強いです。 次の点をよく見ましょう。
 足の大きさ 体型の大きくなる個体は小さい時からでも足が大きいものです。
 胸骨(竜骨)の深さ 体型の大きくなる個体は胸骨(竜骨)が深いものです。

 肉付きが良い個体を選びましょう。
鳥の肉付きは胸筋が付いているかで見ます。 痩せている個体は胸筋が付いていません。

 体重が重い個体を選びましょう。
雛鳥は生後3週間程で体重がピークに達します。 成鳥の体重と同じか、それ以上の体重がある個体を選ぶと良いでしょう。

 体型に異常がない個体を選びましょう。
鳥に多い体型の異常には主に次のものがあります。
 趾の変形、骨折 趾が曲っていないかを見ます。 変形したり、骨折跡がある個体が多いです。
 爪の欠損 全部の趾の爪がついているか、また出血斑がないかを見ます。
 嘴の変形 嘴が変形していないか、小さくないか、筋が入ったりしていないかを見ます。 幼鳥時に嘴表面が黒いのは正常です。
 脊椎の湾曲 背骨が異常な方向へ曲っていないかを見ます。
 胸骨の湾曲 胸骨が変形していないかを見ます。
 斜頚 顔が真っ直ぐに正面を向いているかを見ます。
 脚の湾曲 くる病になっていないかを見ます。 くる病の個体は脚がO脚に変形しています。

 腹部の突出した個体を選びましょう。
健康な個体は常に腸が糞で充満しているので、腹部が突出しています。
 巣立ち近くまで育った個体は、腹部の突出が減少してきています。

 食欲がある個体を選びましょう。
食欲がある個体は、そ嚢が充満しています。 ですが、食帯を起こしている可能性もあるので、そ嚢内に柔軟性があるかどうかを触って確認した方が良いでしょう。 実際にその場で食べさせてもらって、確認すると良いでしょう。

 下痢をしていない個体を選びましょう。
雛鳥は頻繁に排便するため、しばらく観察すれば便の状態を確認できます。
 雛鳥といえど、便は形がなければなりません。

 尿酸色が白い個体を選びましょう。
感染症に感染している個体は、尿酸色が黄色からオレンジ色、ひどい場合には緑色となります。

 呼吸器症状がない個体を選びましょう。
くしゃみ、鼻汁、咳、呼吸速迫、呼吸困難、開口呼吸などの症状がないかを見ましょう。

 眼症状のない個体を選びましょう。
眼が赤かったり、腫れていたり、涙を流していないかを見ます。

 脱水していない個体を選びましょう。
栄養失調で脱水を起こしている個体は皮膚に弾力性が無く、乾燥して荒れています。 
 皮膚がみずみずしく、弾力性のある個体を選びましょう。 皮膚は翼下の大腿部を確認すると良いでしょう。

 羽根の状態が良い個体を選びましょう。
栄養状態が悪い雛鳥は、羽根が粗剛で小さく、変色していることがあります。 PBFDやBFDといったウイルス病に感染している鳥は、羽根が生え揃っていません。
 雛だから生えていないと思わず、生え方にむらがないか、特に風切羽や尾羽の長さにむらがないかを見ます。

 脚力、握力がある個体を選びましょう。
脚力、握力が弱い、または麻痺している個体は、栄養性脚弱症(脚気)になっている可能性があります。

 落ち着きがあり、人に慣れている性格の個体を選びましょう。
一見落ち着きなく人を追いかける個体の方が、カワイイ印象がありますが、落ち着きのない個体はなかなかさし餌を食べてくれないことが多く、なかなか一人餌になってくれず苦労することがあります。
人を怖がっていたり、臆病な個体もさし餌を食べてくれないことがあります。 
できるだけ落ち着きがあり、人に慣れている個体を選ぶと良いでしょう。 ですが、病気で元気がない個体を、落ち着いた性格であると勘違いしはていけません。
# by kitaro-er | 2008-01-22 17:49 | お迎えする際に

便。。。

056.gif便の状態を見ましょう。

健康な時の便の状態をよく見ておきましょう。 体調に変化があった時の参考になります。

 便の数を見ます。

便の量が減っていないかを見ます。 
減っていれば、食欲が低下しています。

 便の色を見ます。

便の色が変化していないかを見ます。 
色は消化状態や摂取量の変化を意味します。

 便の形状を見ます。

便の形状が変化していないかを見ます。
特に便自体が形を保っているか、水分が多くないかを見ます。 便に形がなければ軟便・下痢ですが、形を保っているが水分が多いのは下痢ではなく、多尿です。

 尿の状態を見ます。

鳥さんの尿には、大きく分けて、固形尿(尿酸)と水分尿があります。 固形尿は便に付着する白い部分で、これが鳥の真性の尿です。 この固形尿が黄色や緑色になっていないかを見ます。
水分尿は摂取過剰の腸を素通りした水や腸から分泌された水分も含みます。 水分尿は通常透明ですが、投薬中は薬の色になることもあります。 投薬中でもないのに水分尿が変色していないかを見ます。



     症状から考えられる病気 → 消化器症状(糞便の異常)、泌尿器系症状(尿酸の異常)、(多尿)、鳥の健康診断と検査
# by kitaro-er | 2008-01-18 19:51

行動・動作。。。

 056.gif行動や動作に異常が無いかを見ましょう。

 背中を反らして、尾を上げる。
雌に見られる行動で、交尾を受け入れる態勢です。 この状態の時に触ると発情を促すことになりますので、触らず放っておくようにしましょう。 
精巣腫瘍の雄鳥も、同様の姿勢を取る事があります。

 床にうずくまる。
元気があるのに、床にうずくまってしまうことがあります。 雌にしばしば見られる行動で、巣にうずくまっている行動と考えられます。 特に糞きり網の上に紙や藁などを敷いている場合にやることが多く、雌鳥は紙を噛みちぎって巣材とし、卵を産む準備をします。 そのまま許容すると卵を産む可能性が高いので、やらせないようにしましょう。

重症の鳥も止まり木に止まることができず、床にうずくまるので発情のためと勘違いしてはなりません。

 おしりを擦りつける。
雄に見られる行動で、交尾行動です。 この行動を許容すると、ますますひどくなる場合があるので、しようとした時には、やめさせるようにしましょう。

 首をしゃくる(ふる)ような行動をする。  
首を何度もしゃくるような行動は、吐き気がある時です。 インコ類の雄は発情するとしきりにこの行動をして、餌を吐き戻しますが、まき散らしたりはしません。 
口の中に餌を戻した後に、頭を振って餌をまき散らすような吐き方をする時には、病的な吐き気の可能性があります。

 糞をする時におしりをふる。  
糞をする時におしりをふるのは、鳥さんがきばっている状態です。これを「しぶり」といいます。
通常、鳥さんはほとんどきばらずに糞をするので、もし「しぶり」が見られた場合は、卵塞卵管炎腹膜炎便秘腹腔内腫瘍腹水などの腹腔内異常が考えられます。 中には異常がなくても「しぶり」ながら排便する鳥さんももいますので、まず腹部を確認しましょう。

 止まり木から落ちて、辺りをキョロキョロ見回したりする。
突然視力を失った場合に、このような行動を取ることがあります。 そっと指やペンなどを近づけて、反応があるかを見るとよいでしょう。 
目の前に近づけても反応がない場合、視力を失っている可能性があります。

 斜頚している。  
頭が傾いたり、ひどい時には完全に頭が反転します。 平衡感覚に異常があるとこのような症状があります。 耳の異常脳神経障害感染症などが考えられます。

 痙攣や強直などの発作がある。  
痙攣してバタバタしたり、体がこわばってしまったり、といった発作をおこす場合があります。 こてんかん脳神経障害中毒感染症などが考えられます。

 ショック状態になる。  
特にラブバード類に多く、カゴごと落としたり、軽く踏んでしまったりといった突然の事故により、ショック状態になり、体がこわばって動かなくなったり、反応が鈍くなったりします。
時間が経てば元に戻りますが、様子がおかしければ、病院で診察を受けましょう。



     症状から考えられる病気 → 外貌所見(腹囲膨満)、消化器症状(吐出)、神経症状
# by kitaro-er | 2008-01-18 00:11 | 健康管理